くろの雑記

Jリーグ、音楽、社会学が好きです。日々の所感、考察、調べたものを吐き出します。

長々と

アルバイトでの出来事。


私は、アルバイトで求人サービスの営業やテレアポをやっている。

その際に、お客さんと電話していて、時間を割いてもらった時の締めの言葉で、違和感を覚えならも無意識で使ってしまうフレーズがある。


それは、

「長々と時間割いて頂き、ありがとうございました。」

という表現だ。


このような形で、長々という言葉を使うと、必ず違和感を感じていた。

ただ、違和感を感じながらも、無意識についつい使い続けていた。


ある日、新しく入ったアルバイトの方に、説明をし終わった際に、ここでも無意識にこの言葉を使ってしまった。


「長々とした説明になって、すみませんね。では、よろしくお願いします」

と私が言ったら、


新しく入ったアルバイトの方は

「いえ、こちらこそ、長々と説明してもらって、ありがとうございます」

と返した。


なにか皮肉めいたニュアンスで言われたような感じがして、大したことではないが、なんなんだと感じてしまった。


普段、違和感を覚えながら無意識についつい使っていた言葉を自分に向けて相手が使ったことで、この違和感が何なのか、ようやく気づいた。


長々という言葉は、相手が自分に対して何かしたことではなく、自身が相手に対して、何かネガティブなことをしてしまった時に使うものだなと自分の中で思うようになった。


辞書では、そのような形で使うとは限定されてはいないが、相手がしてくれたことに使ってしまうと相手がしたことをネガティブなものであるように伝わってしまう。


これに限らず、自分の何気ない無意識な言葉遣いで、相手に違和感を与えていることはかなり多いだろうなと感じた。

 

自分に向けられて、やっと気づいたので、自分は、自分自身が思うよりも、ずっと鈍感なのではないかと思えてきた。


昨日と同じような締めになるが、こういう実体験を重ねる度に、

30日連続でブログを書き始めるという動機にも重なるが、言葉をもっと丁寧に使えるようになれればなぁと思えてきます。


日記みたいになりつつありますが、どうにか5日連続で続けられました。


こんな駄文を最後まで、読んで頂きありがとうございました。


では、また明日。

 

ちゃんとしたやつとは、何だ?

今日、実家にいたら、父が私の買ってきた細谷功さんの『考える練習帳』を手に取って、

「ちゃんとした本も読んでいるんだな」

と和やかな顔で言ってきた。

それに対し、

「いや、そりゃ読んでいるよ。そんな改まって、どうしたの?」

と普通のトーンで返し、

「いや、何となく。読んでいるんだなと思ったからさ」

と苦笑いにしながら返された。


何気ないやり取りだが、しばらくして振り返ると、違和感を感じてきた。


私は、ビジネス書も小説も読むが、最近は、雑誌『フットボリスタ』、『サッカーの新しい攻撃の教科書』、『ヒットの崩壊』、『誰が音楽をタダにした?』などの自分の好きなサッカーや音楽に関する本を読んでいた。

父は読書が趣味で、休みの時は、仕事に関わる分野の本やビジネス書を中心に、自分の部屋に篭り、ずっと読んでいる。

なので、普段の会話の中で、父はよく私が何の本を読んでいるかを聞いてくる。

だから、私がどういう本を読んでいて、どんな趣味を持っているかを父は知っている。


私の中では、ちゃんとしたとは何だ?という疑問が出てきた。


おそらく、父的には、仕事の向けてだったり、自己研磨のために読んでいるんだなと感心しつつ、茶化しつつ言ったような感じだった。

そういう意味だろうし、何も思わないのだが、ちゃんとしたという言葉に引っかかる。


仕事に向けてだったり、自己研磨のための本以外は、ちゃんとしていないのだろうか。

揚げ足を取れば、そんな風にも捉えられなくもないなと思えてきた。


揚げ足を取った捉え方をどんどん深掘りしていけば、

サッカーや音楽の本は、ちゃんとしていないのか。

これらの本を読んでいて、ちゃんとしていると言えるのは誰なのか。

サッカーや音楽に携わっている仕事について人が読めば、ちゃんとしているのか。


そんな風に勝手に深掘りしていくと、自分が好きなものであるサッカーと音楽がちゃんとしていないと否定されているように思えてきてしまった。


勝手な深読みで、勝手な妄想でしかないのだが、ちょっと腹が立ってきてしまった。


父は、悪意はないだろうし、こちらが勝手に深読みした意味で、言ったわけではないだろう。


勝手に飛躍した深掘りをして、勝手にムカついている自分の姿が茶番だなと思え、どんどんバカバカしくなり、どうでもよくなった。


大したことではないなと結論づけて、考えるのをやめた。

 


考えるのをやめて、暫くすると自分もちゃんとしたという言葉は使うし、具体的な経験は思い出せなかったが、意図せず、相手の何かを否定するように捉えかねない言葉を使っているよなと思い始めた。


そう思えば思うほど、自分もしてしまうことだから、相手に難癖をつけるような形で求めたり、言及するのは違うなとは思う。

 

ただ自分に対しては、このブログを書き始めた動機にも近いが、自分の考えや思いをうまく言葉で表現できるようになりたい。

だから、今日感じたような細かいところまで、気をつけていかなければいけないし、相手に向かって何を言っているのかをしっかり意識できるようにならなきゃとなりました。ちゃんちゃん。


書くことがなさ過ぎて、これまでとは言葉遣いも変わり、作文みたいな感じになってしまいましたが、三日坊主にならずに済みました。


駄文を読んで頂き、ありがとうございました。


では、また明日。

【2019 J1 第2節】横浜F・マリノスvsベガルタ仙台 雑感

来週、フロンターレとの試合なので、予習も兼ねて、しっかりと見てみました。


今日も昨日と同じように思ったことを箇条書きで述べていきたいと思います。

 

横浜Fマリノスは、開幕2連勝で好調。三好くんも2戦連続スタメンで、しっかり馴染んでいる模様。


仙台も選手の入れ替わりがあったものの、浦和相手に開幕はドロー発進。悪くはない感じ。


メンバーは、

横浜Fマリノスは433。

GKは、飯倉。

4バックは、右から広瀬、チアゴマルチンス、畠中、高野。

アンカーは、喜田。

IHは、右から三好、天野。

ウイングは、右が仲川、左がマルコスジュニオール

CFは、エジカルジュニオ。


ベガルタ仙台は352。

GKは、シュミットダニエル。

3バックは、右から平岡、大岩、永戸。

ボランチは、兵藤、シマオマテ、富田。

WBは、右が蜂須賀、左が関口。

2トップは、石原、長沢。

 

【前半】

・横浜は、ポゼッション時、 SBがハーフレーンにポジション取っている。偽サイドバック


・加えて、IHが CBとWGの間をとって、ビルドアップをサポート。


・仙台が低い位置でボールを持つと、サイドへ誘導しつつ、センターバックまでCFとWGが前プレかけて、サイドへ行ったら、 SBが上がって、刈り取ろうと試みる。


・仙台は、サイドからボールを取りに行く感じで、532で待ち構える。最終ラインは、ゴールエリアよりちょっと前ぐらい。


・横浜は、喜田が降りて、3バック化して、ビルドアップも1回だけ見られた。ただ基本は2枚で当てられたら、 GKを使って、数的優位。


・仙台は、ボールを長沢か石原に当ててから、サイドに展開して、クロスという形をポゼッションでもトランジョンでも狙っている模様。


・ネガトラで縦パスつけたり、クリアやセカンドボールが長沢に飛ぶも、チアゴと畠中が素早い出足、カバーリングでボール回収。


・横浜は、押し込んでいる状態だと、チアゴと畠中だけでなく、喜田とハーフレーンにポジションを取るSBが素早くセカンドボールを回収して、再びボール保持か、ミドルシュートを放つ。


・横浜は、WGとSBとIHがトライアングル作りながら、ポジションチェンジを多用して、流動的に動くことで、相手を動かして、空いたスペースへの動き出しながら、ボール前進。加えて、WGとIHとSBの誰かしらが幅を取るために、サイドライン際にポジションを取るため、仙台のWBCB間が度々空いてしまうという素晴らしい5バックの攻略を見せる。また、その形で、ニアゾーンへ侵入し、DFラインGK間を通すファーへのクロスが崩しのパターン。


・横浜は、ニアゾーンへの侵入以外にも、外からのクロスやエジカルに縦パスをつけて、ワンツーのコンビネーションで中央突破を試みる。


・エジカルにしっかり縦パス収まるし、フリックで、味方に落として、素早くボールを敵陣に運べている。

 

・畠中は、ライン間を超えるパスをしっかり出している。


・仙台もゴールエリア近くで、相手がボール持つ際は、高い位置からFW2枚でプレスをかけるが、マリノスはGKまで下ろして、数的優位を作って、プレスを回避。


・横浜のIHは、どちらも逆サイドに流れて、数的優位を作るシーンもちらほら。

 

【後半】

・横浜は、マルコスジュニオにボールをつけて、自ら運ぶ中、周りがしっかり追い越していくため、マルコスにCBが1人食いつく中、ディフェンスラインを下げさせる。

そのCBの裏を三好がついて、ニアゾーンに侵入して、ファーへのクロスで鉄板パターン。

 

・長沢には、後半もなかなか収まれず。一回収まって、チャンスになりかけるも、パスミスでうまくいかず。


・縦パス受けて、相手のライン間で、反転ターンをして、相手をひっくり返せている三好。川崎時代は、サイドアタッカー色が強かったけど、札幌を経て、横浜では、チャンスメーカー的な選手に変わりつつある。


・仙台は、梁勇基、ジャーメインを投入。追いかける展開で、しっかりとボール運ぶためにと中央でボール収められない長沢の代わりに、サイドに流れて勝負するためのジャーメインかな。


・仙台は押し込んでいる局面だと、かなり高いポジションを取る永戸。崩しの局面でニアゾーンまで走る。


・三好大津高野が流動的に動きながら、ボールを動かしていくため、相手のポジションもぐちゃぐちゃ。それによって、 CB裏が空いて、そこに三好がランニングして、ペナ角をとる。


・間延びした状態で中央ミドルゾーンで仙台が三好からボール奪取して、サイドに流れるジャーメインにジャーメインにパスして、前進する仙台。


ベガルタは、阿部を入れて、阿部とジャーメインの2トップにして、4312。


・高野の髪型いいな。仲川も。今度あんな感じにしよう。


・喜田半身でターン出来ている。シマオマテも半身でターン出来たら、横浜のプレスを無力化できそう。


・そういえば、飯倉のあご髭すごいな。ゴッホみたい。

 

 

【まとめ】

次節で対戦するため、フロンターレ目線で、横浜のことばかりになってしまいますが、去年に比べて、ネガトラでしっかりとボール回収出来ている印象。加えて、しっかりと再現性を持った崩しは、今年も変わらず。

 

果たして、フロンターレの撤退守備で耐えられるのだろうかと不安なのですが。

トランジョン時でも味方がしっかりと追い越していくので、素早くゴール前まで運べているので、セカンドボールの回収で負けると厳しい。


けど、全体的に身長は低いので、セットプレーは結構狙い目になりそう。ただ、高さ対策を兼ねて、扇原や松原がスタメンで代わられたら、大したウィークポイントにならないかも。


横浜は、押し込んでいる時にも、 CB、 SB、アンカーがバランスを考えて、トランジョン時に備えていることに加えて、フロンターレと同様に、 CBが素早い出足でのカバーやクリアする際に繋げる意識を持っているので、しっかりとマイボールに出来ている局面が多い。

なので、一度押し込まれるとなかなか分が悪い。


まぁ、目には目をということで、フロンターレ的には、相手に押し込ませず、押し込み続ける展開に持っていけるといいのかなと思います。


また、前線からプレスをかけてくるのであれば、しっかりと交わして、間延びした中盤を使って、素早く敵陣に運んで、チャンスも作れそう。

ただ、中盤で奪われてしまうと、横浜も素早く運べるので、相手のチャンスに。


本当に手強い相手ですが、リーグは開幕2試合勝ちがない上に、優勝争いに絡んできそうな横浜には是が非でも勝っておきたいですよね。


まぁ、でも今週からACLも始まるので、そこでしっかりと勝ち点を取って、いい流れに持っていて、横浜戦に望めるように、まずはしっかりと上海上港戦ですね。


サッカーネタばかりになりつつありますが、最後まで読んで頂き、ありがとうごさいました。


今日もギリギリになりましたが、三日坊主にならないように、また明日。

 

 

 

【2019 J1 第2節】 川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ 雑感

今日、川崎フロンターレvs鹿島アントラーズを観に、等々力に行って来ました。


今年初の等々力は、肌寒くて、軽く花粉で喉と目がやられましたってことで、雑な感じになるますが、箇条書きで感想をつらつらと述べたいと思います。


【前半】

・ 鹿島は、CBまでプレスをかけず、中央を閉じながら、コンパクトな陣形を保って、サイドで奪って、カウンターが鹿島の攻め筋。


・前からプレスかけようとするも、鹿島はボランチを1列落として、 CBと含めた3枚でビルドアップ。数的優位を作られて、なかなかハマらない。


・ダミアン。ボールはあまり来ないけども、しっかり動いてくれるから、他のスペースが空いて、そこを他の選手が使う感じ。


・クロスの精度や入れるタイミング合わないシーンがちらほら。ちょっと雑な印象。


・右サイドの方が、深い位置までしっかり運べて崩せている。馬渡も崩しの局面にしっかり絡んでいる。


・ダミアンのポストプレーと周りの動き、タイミングがまだ合っていない。


・前半途中から悠と家長のポジション入れ替わり。家長は、やっぱり右サイドの方が生き生きしている。

 

【後半】

・馬渡でも右サイドがあまり使われない時が結構ある。幅があまり使えていない。そういえば、去年の序盤戦もそんな感じだった印象。


・フィニッシュの局面でまだまだちょいちょいダミアンと悠が被るシーンあり。


・ネガトラ時、家長がプレスかけるのをサボってしまう頻度がちょっと目立つ。

 

・精彩を欠いていた車屋がノボリと交代。久々に見たけども、昨シーズンから伸び悩んでいる印象。どうしたのだろうか。


ゼロックスと開幕戦を経て、サイドチェンジとかで、幅を使う展開がどんどん減っているけど、なぜ。


・僚太のカードを出してまで、止めるプレー。ちょっと驚いたし、感動。


・ネガトラ時に、ファーストプレスを簡単に回避される、または、プレスかけれず、ロングカウンターを食らうシーンがたびたびある。攻守を意識したポジションがあまり見られない場面が度々ある。ACLだと、前線の威力上がるから、正直不安。


・試合終了までまで、それぞれが守備ポジションにしっかり戻る鹿島。最後まで、陣形は崩れなかったなー。

 

 【まとめ】

試合観ながら書いたメモを振り返ると、全体的にネガティブなことしか上げていないんですが、去年の序盤戦に比べれば、全然いい状態な印象です。


ダミアンを組み込むために、探り探りの感じは、一昨年の家長と阿部ちゃんを思い出します。全体的に、止める蹴るがズレていることと、動き出しが少なく、連動していなくて、受け手と出し手がまだまだ噛み合っていないシーンがちらほら。

例年通りな感じもあるので、これから良くなっていくだろうと楽観視してはいます。


例年、チーム間の力の差が拮抗しているJリーグだと、ダミアン、馬渡(マギーニョ)を組み込まないと、3連覇もないでしょうし、ACLも勝ち上がれなさそうなので、今日みたいにしぶとく勝ち点を拾っていければいいというスタンスです。

 
前半戦はリーグの優勝戦線からは離脱せずに、ACLグループステージ突破が出来れば、御の字かなと思っています。

 
あとは、ダミアンとハセタツか、阿部ちゃんの組み合わせをぜひ見たいです。

ハセタツはシャドー的な役割を担えますし、阿部ちゃんは、気の配れるプレーができるから、うまく噛み合いそうな気がします。

 
来週から、ACLが始まるので、この組み合わせも見れるかなと期待していきたいと思います。

 
とりあえず、2日連続続きました。ギリギリで危なかったですけど。

 
こんな駄文を、最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
では、また明日。

 

あいさつ

はじめまして。

くろです。

 

今年の4月から新卒として、デジタルマーケティングの仕事に携わる予定の大学生です。

大学は、社会学部でメディア社会学を専攻していました。

趣味は、サッカー観戦で、Jリーグの試合を中心に観ています。

なかでも、川崎フロンターレが好きで、2012年から応援しています。

それ以外には、音楽を聴くことが好きで、好みのアーティストのライブやフェスによく行っています。

いま入社までは暇なので、求人サービスの会社で、テレアポと無料掲載の求人営業のアルバイトを平日週5でしています。

 


なぜ、改めて挨拶しているかというと…

突然ですが、ブログを30日連続で書き続けるという目標を立てたからです。

それで、1本目は、今後のハードルを上げないためにも、簡単に書ける内容にしようと思い、自己紹介を書いてみました。


ここ最近は、時間が余りに余っているので、ネットサーフィンや本を読む時間がとても増えてきたのですが、

 

そんな中、興味関心の惹かれるツイートやネットの記事を読んだり、本を通して、いいなと思える言葉に触れたり、

さらには、これまで、自分の言葉を喋れている人に出会う度に、

 

自分には無いものを持っているように思えて、とても羨ましく思うようになってきました。


自分も同じように、考えや感じたことをもっとうまく言葉にしていけたらと思っていた中、Twitter井上大輔さんのこのnoteを読んで、

note.mu

 

30日続けたら、自分も少しは変わるのかなと思い立ち、いま書いています。

 

書くことや喋ることは決して、得意ではなく、果たして続いていくのだろうか…といった具合なのですが、

 

続けられるように、創意工夫してやっていければと思っています。

 

こんな駄文を読んで頂き、ありがとうございました。

 

また明日もぜひ。

 

2018年のフロンターレ

新年も明け、フロンターレに関して言えば、ほぼ編成を終えて、今更感は満載ですが、2018年のフロンターレについて、自身の忘備録を兼ねた振り返りを書こうと思います。

 

イガちゃんが香港行っちゃったり、可愛い子には旅をさせよということで、三好板倉はレンタル移籍があった中、出戻りの嘉人や川崎出身の学、守田、脇坂、ラルフ、北斗、赤崎と代表クラス含め幅広く補強。

DAZNマネーは選手強化ではなく、ハード面の投資中心で、今後に繋がる使い方をしている感じでしたね。

新体制発表会で強化本部長の庄司さんは、

・引き分けを少しでも減らしたい。

・そのために、得点に絡める選手を多く取りたい

・十分にレギュラー争いをし、誰が落ちても戦力が落ちないようなチーム作り

をポイントに置き、目標として 

今年の目標ですけども、リーグ制覇。これを一番目の目標に掲げたいとは思いますけれども、ACL、ルヴァン、天皇杯と、狙えるものは全部狙いたい。チームにもそれぐらいの力はついてきたと確信しています。

 と発言。

見事、1番の目標を達成しましたが、カップ戦ではいい結果を残せず、カップ戦と並行して、勝ち切るノウハウはまだまだないのかなと来年への課題に。

ただ、DAZN元年から続けて、リーグ連覇ということで、これまで他のチームが成してきた連覇より、得られる金銭的なものは圧倒的に違うのは、本当に大きいなと気分はウハウハ。

 
 

ここからは、強化と事業に分けて、ぱっと思いついたことを箇条書きに書きます。読みづらいと思いますが、勘弁。

 

【強化面】

  • 18年のゲームモデル

基本的にはボールを保持しながら、相手を押し込み、中央やペナ角からワンツーや背中を取る動きでゴールエリアに仕掛け、ゴールを狙う。奪われたら、カウンタープレスで、即時奪回。または、カウンターで運ばせず、低い位置で持たせてから、陣形整えて、プレスではめて、ショートカウンター

17年から大きく変えず、それぞれを上積みしてきている感じ。

 

どちらも新体制発表会から読み取ると怪我をしない身体作り、試合後のケアを徹底のために招聘。17年の篠田コーチ加入から徐々に減りつつあった怪我による離脱が、これで大きく減った気がする。

連覇を記念して、発売されたFOOTBALL PEOPLEに理学療法士さんのインタビューが載っていましたが、もっと良くするために出来ることがあるし、まだ選手を見きれていない面もあるとおっしゃっていたのが印象的。

現場の課題はまだあるからか、連覇したDAZNマネーで、もう1人PT招聘するかを検討中という記事があったので、楽しみです。

 
  • グループステージ勝利なしでのACL敗退

シーズン当初は、攻撃がかみ合わず、押し込んだ相手をこじ開けられず、カウンターで失点。ACLになると、相手の前線の質が上がり、堪えきれず、受ける回数が増え、ボールをうまく運べなかった印象。

選手のコメントやインタビューでも連戦もあり、コンディション調整が中心の練習メニューで、修正していく時間がなかったみたいですね。

毎年、風間さんの時からシーズンの始めは、うまくいかない記憶がありますが、今年はそれに加え、連戦が駄目押しでしたね。

 

  • 出戻り嘉人の復帰と移籍

新体制発表会の演出やキャンプ中の選手たちのSNSから弄られながらも、楽しそうにしている嘉人を見れて、微笑ましかったです。シーズン始まってからは、名古屋戦や鹿島戦ではゴールを決めていましたが、あまり出場機会は増えず。

W杯による中断期間のキャンプの時に、突然の移籍。引退の文字が浮かんできたというコメントはとても衝撃的でしたが、移籍を決断したことは、嘉人らしいなとも思いました。

そして、ファン感で挨拶をしにわざわざ来たことや(同時期に移籍の決まったネット含め)Instagramで愛の溢れる取説が選手たちから出たのは、みんなから愛されていたんだなと実感するとともに、前向きな気持ちでこれからも応援しようと気持ちを抱かせてくれました。

ジュビロ磐田での契約更新は、発表されていませんが、今年もJ1で見ることができるのは、とても楽しみです。

大久保嘉人選手完全移籍のお知らせ | KAWASAKI FRONTALE

 

  • 守田英正のシンデレラっぷり

ゼロックス杯でSBで出場からのシーズン途中でネットが名古屋に移籍すると、スタメンとして、プレー。特徴である出足の早いタックル、空いたスペースへの飛び出し。え、こんなことも出来るの!?と平然とターンや浮き玉のパスも繰り出し、欠かせない選手に。

怪我の僚太に変わり、代表にも初選出。SBとして途中出場からの代表デビュー。ボランチとしてもフルで出場し、アジアカップのメンバーのメンバー入り。

シンデレラっぷりと評したら、本人に失礼かもしれないが、ここまでくるのかと振り返れば思ってしまうし、今年もとても期待しちゃう。

アジアカップは、本戦前に怪我で離脱と残念な結果に。アジアカップの楽しみが減ってしまったけども、怪我を治して、開幕までには戻ってくることを期待。

 

DAZN元年から続けて連覇ということで、17年と合わせてリーグ優勝だけで37億円。J1の平均の営業収益が40億円ぐらいですからね。とてもデカいですよね。

さて、18年は勝点69、21勝6分7敗。17年は勝点72、21勝9分4敗で、負けを引き分けや勝ちに持っていけず、3点ほど減りましたが、18年も夏以降はコンスタントに勝点を積み上げて、勝点の積み上げるペースが落ちた広島抜いて、首位に。

2節残して、C大阪に負けるも優勝という、歯切れの悪い決め方でしたが、2節残してだし、負けても決めれたんだぞ。まぁ、18.5億入れば、なんでもいいんですと決まった時は開き直っていました。

 

  • リーグ最多得点最少失点

得点は57得点。17年に比べ、14得点減らしながらも最多得点。

チャンピオンチームということで対策され、序盤上手く噛み合わなくて、彰悟にセットプレーでマンマークつけられて、彰悟は17年7得点から18年3得点。

17シーズン得点王をとった悠(18年は15得点、17年は23得点)も怪我もあり、出場時間が3135分から2341分と結構減っているし、二桁ゴールは悠のみ。17年二桁だった阿部ちゃんはギリギリのコースのシュートがことごとくポストに嫌われた印象。

 ただ、数字は調べていないのですが、昨年から増えた前線からのプレスでショートカウンターからの得点が今年も増え、新しい得点パターンだなと強く印象付きました。

ショートカウンターが武器になる中、守備ができなきゃ出れないぞと、失点数はJリーグ史上3番目に少ない27失点。(17年は32失点)

そのおかげか、殴り合い上等の等々力劇場が今年は少なかったですけど、成熟してきた証ですかね。

内訳をみると、セットプレーからの失点13が17年に比べて4失点増加。割合でも28%から48%と失点の半分を占めちゃう。逆に言えば、流れからの失点がめちゃくちゃ減っている。来年セットプレーからの失点をテコ入れすれば、失点数はさらに減るのではと大きく期待。

 

同じクラブから3年連続はおそらく史上初の快挙なんじゃないですかね。アキが少し緊張した面持ちでスピーチしていて、なぜかキュンとしてしまいましたし、タキシード姿でいつにも増してエロかったです。

何より、授賞式の時に、アキの息子さんが思い残すことはありませんというコメントが個人的なアウォーズのハイライトでした。

あとは、僚太がベスト11に入ったことと、豪快なゴールが選ばれる傾向にあった最優秀ゴール賞を取ったのが、すこぶる嬉しかったですね。

 

【事業面】

  • 後援会会員4万人突破

等々力の収容人数を遥かに超え、そのうちダブルスコアを叩き出す日も近いのではないかと思えちゃいますね。以前、このブログでも書いたのですが、他のクラブでは、ファンクラブや後援会の規模やサービスどうなっているんだろうか。比較してみたいし、比較した記事とかないのかなー。

 

公式twitterアカウントではこんな数字も出してくれていて

 

陸前高田との繋がりの効果か、岩手県の人数が他の東北5県に比べて高かったり、じっくりと見てみると面白いですね。

 

  • ダイナミックプライシングを試験的に実施

19シーズンより本格導入を横浜F・マリノスが決めたり、他だとセレッソヴィッセルも、プロ野球でも楽天が導入しているダイナミックプライシング。アメリカのプロスポーツでは一般的らしく、どんどん普及しそう。

フロンターレでは札幌戦と名古屋戦で試されました。どういう感じで価格が変動したのか、今思えばちょっと追っておけばよかったなーと気になりますが、来年もやるんですかね。

試合に観に行く立場からだと、やるとしたら、完売のリーグ戦は下がらずに上がるんだろうなと思いつつも、火曜日や水曜日開催のACLは、値下がりして行きやすくなりそう。

9/15 札幌、9/22 名古屋価格変動制「ダイナミックプライシング」によるチケット販売のお知らせ | KAWASAKI FRONTALE

そういえば、来年フロサポが関わるもので言えば、ゼロックスも導入だとのこと。

corporate.pia.jp

 
  • リーグ戦17試合中13試合チケット完売

仮装パーティーしたり、オリバーカーンがお餅投げたり、18シーズンも試合外でも変わらず楽しませてくれました。優勝を決めたのが1番の要因かもしれませんが、平均観客動員数は、23218人。17年から1106人増えて、今までで1番多いリーグ戦の平均観客動員数を記録。

このサイトを見る限り、天候にちょっと左右されつつも安定した動員数ですね。

そんな中、観戦している時に思うことは、完売の試合で、バックスタンドから観戦していると、メインスタンドの一部の席が埋まっていないところがあって、来ない人もいるのか、なんて勿体ない。

後援会販売のみですぐに完売して、一般にチケット出回らなかったり、某オークションサイトに出回って転売されたりして、俺は買えなかったのにと嘆いていました。

そんな状況もあってか、シーズンチケットのリセールサービスが始まる。あのバルセロナもソシオ向けにやってるとか。

シーズンチケット限定「競技場リセールサービス」トライアル実施のお知らせ | KAWASAKI FRONTALE

 

列抽選を見直すためか、リーグ戦終わった後に、山雅の列抽選に視察へ行ったフロンターレスタッフの目撃談をtwitterでみたりしたので、今年変わるのかなと期待。

観戦の満足度上げるためや顧客単価を上げるためにどんな打ち手を打つのかちょっと楽しみです。

 

【課題】

振り返った中で、思いついた課題をざっくりと 

・相手を押し込んだポゼッション時に噛み合わなくても取れる得点の手段を増やすこと。(セットプレー、アバウトなボールや高さを使ったゴールとか)

・憲剛などのベストメンバーが半分近くいない勝てない印象なので、上手く回る形を作るか、ベストメンバーに取って代わる選手をどんどん増やすこと。

・収容率が高く、満杯のホームゲームで、顧客単価上げて収益アップと顧客満足度アップ。

 

 DAZNマネーもゲットしたし、ブレずに堅実な経営するフロンターレなので、今年も上手くやるのではないかと期待しつつ、応援していきたいなと思います。

個人的には、今年は育成の方も見ることを目標にフロンターレを楽しんでいければと。

 

駄文に関わらず、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

この駄文を書いた勢いで、近いうちに2019年に向けたフロンターレに関する駄文を書こうと思います。

何かあれば、コメント頂けると有難いです。では。

川﨑フロンターレ 後援会 会員数4万人突破に至る

 先週、川﨑フロンターレの後援会会員数が4万人を突破したというニュース・発表がありました。

 

www.tokyo-np.co.jp

www.frontale.co.jp

 2000年に川﨑フロンターレ市民後援会が発足し、2003年に川﨑フロンターレファンクラブと統合し、現在の川崎フロンターレ後援会ができ、会員数は41266人。等々力陸上競技場の収容能力が27495人ですが、それをはるかに上回る会員数ゆえに、ホームでの試合は、スタジアム収容率80%を超える試合が多くなりましたね。

 

f:id:kizukimae:20180611004708p:plain

 Wikipediaとオフィシャルホームページの情報を参考にして、2004年度からの推移の折れ線グラフを作ってみました。2012年と2013年を除けば、基本的に右肩上がりですね。2004年と比べると、3.5倍以上増えていますね。

 ちなみに、他クラブのファンクラブ/後援会の会員数と比較してみると、ガンバ大阪は36630人(2018年度)、名古屋グランパスは18200人(2018年3月)、清水エスパルス17784人(2018年6月13日)となっており、J1の中では多い方ではないかと思います。もちろん、ファンクラブの形態が違ったり、他にも娯楽が溢れる難しい環境ですが、川崎市は人口150万人を超え、東京都が隣接していて、大きなマーケットゆえにこの数字が出せている面もあるのかなと思います。

 次に、出来事と特筆すべきサッカー面の成績を後援会員数のデータがある2004年から箇条書きで出してみました。

 

〇2004年
〇2005年
天皇杯ベスト8
〇2006年
〇2007年
〇2008年
〇2009年
天皇杯 ベスト8
小学6年生用のオリジナル算数ドリル作成配布開始
〇2010年
北朝鮮代表に鄭大世選出。
Jリーグスタジアム観戦者調査「地域に大きな貢献をしている」クラブ 第1位
(2017年まで8年連続1位獲得)
〇2011年
〇2012年
〇2013年
〇2014年
2014 FIFAワールドカップ日本代表に大久保嘉人選出
〇2015年
等々力陸上競技場メインスタンドリニューアル
陸前高田市と友好協定『高田フロンターレ・スマイルシップ』を結ぶ
〇2016年
J1リーグ年間勝点2位
天皇杯準優勝
〇2017年

 会員数が減った年度は、2012年と2013年でした。その期間は、相馬監督から風間監督にシーズン途中で変わり、個々のボールを扱う技術を追求し、敵陣内に押し込んで崩すプレーモデルのサッカーを取り組む中で、なかなか結果が出ず、一部で不満が強かった時期だったなと感じています。2013年に3位にはなりましたが、序盤はなかなか勝てず、解任が叫ばれていた記憶があります。

 ただその期間を除けば、会員数は増加しており、残留争いに大きく巻き込まれることなく、上位争いできる位置に常にいて、安定した成績を残していることが右肩上がりの理由の一つだと思います。

 そして、競技面、だけでなく、オリジナル算数ドリル、かわさきバナナ、川﨑浴場組合や春日山・中川部屋などの川崎市に関わるアクターを巻き込んだ取り組みを継続的に行っていることも大きいのではないかと思います。それらの取り組みによって、2010年から8年連続で「地域に大きな貢献をしている」クラブ 第1位の評価を得ているように地域に根付いているのではないかと思います。

 それ以外にも、ホームの試合で、様々なパロディを用いたり、JAXAシンゴジラテルマエ・ロマエ東急グループなどとのコラボレーションしたイベントが開かれており、競技場でサッカー以外の楽しみを作ることにも取り組んでいます。

 サッカーだけではない取り組みを積極的に行うことにより、地域に根付き、観戦者を楽しませようという姿勢により、サッカーの成績だけで左右されにくい関係をサポーターと築くことが出来ているのではないかと思います。もちろん安定した成績も大きな一因ですが、その関係性を築けているゆえに、継続的に増やし続けることができ、4万人という大台を突破できたのかなと思います。

 

 あと、他クラブのファンクラブや後援会を軽く調べてみて、サービスや形態がいろいろと違っていたのを知ることができ、ちゃんと調べて比較してみたいなと思ったので、時間あったらやってみたいですね。

 

 

  • 参考

1)川﨑フロンターレ OFFICIAL WEBSITE「川崎フロンターレ公式ファンクラブ「川崎フロンターレ後援会」会員数40000人突破のお知らせ」 http://www.frontale.co.jp/info/2018/0604_3.html

2)川﨑フロンターレ OFFICIAL WEBSITE 「後援会とは」

 http://www.frontale.co.jp/blue_friends/about.html

3)「KAWASAKI FRONTALE SUPPORT COMPANY ACADEMY,TICKETS&ECOLOGY 2018 SEASON」

http://www.frontale.co.jp/sponsors/support_company/pdf/kf_support_com2018_all.pdf

4)川﨑フロンターレ OFFICIAL WEBSITE 2015 陸前高田市×川﨑フロンターレ

陸前高田市×川崎フロンターレ「高田フロンターレスマイルシップ」締結記者発表会見 | KAWASAKI FRONTALE OFFICIAL WEBSITE 2015

5)川﨑フロンターレWikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/川崎フロンターレ

6)NAGOYA GRAMPUS OFFICIAL WEBSITE 「ファンクラブ会員20,000人超えチャレンジキャンペーンのお知らせ」

http://nagoya-grampus.jp/news/fanclub/2018/032820000-1.php

7)GAMBA OSAKA OFFICAL WEBSITE「2017年2月4日(土)第16回サポーターズミーティング」

http://www2.gamba-osaka.net/supporter/meeting16.html

8)SHIMIZU S-PULSE OFFICIAL SUPPORTER'S CLUB 「GUIDE 後援会のご案内」

https://www.s-pulse.co.jp/club/official_supporter/index/